全ての瞬間が尊いということ
4ヶ月の息子、夜遅くに寝付くのが定着してしまった。まずい。
しかも抱っこで寝る癖がついてしまった。
今日も授乳のあと、抱っこでゆらゆらして寝かせた。
とても重たい。息子は肉付きが良いのだ。
すぐに置くと起きるので、今は膝の上で寝ている。
旦那が爆音のイビキをたてている横で、居間の明かりを背に、ひとり息子を抱いている。
こんな夜だからなのか、いつも心がしんみりする。
だがしかし、まさにこの瞬間も尊い。
子どもが生まれてからは環境の変化に心がついていけず、気持ちが暗くなることもあった。
1ヶ月健診を迎えるまでは、ホルモンの影響もあってか精神的に荒れに荒れた。
初めての子育てに加え、旦那は家のことをほとんどしない。
育児もあまり興味がないようだ。ワンオペである。
小さな命を守らなければいけない。
でも家のこともやらないといけない。
でも私だって疲れている。寝たい。
そんな毎日で、3時間おきに泣く息子に授乳をし、夜中に静かに泣いたのも懐かしい。
寝不足やストレスで口内炎が多発し、食べるのも話すのも難しくなった時期もあった。
そういえば最近、アゴの辺りが荒れてきたな。また疲れが出てきたかな。
もっともっと思い出せないくらい色々あった。
ああ、まだ私たち生きてる。と何度思ったことだろう。
助産師さんの前で泣いたことも、自分のお風呂のタイミングを逃して朝になってしまったのも、夜中に泣きながら哺乳瓶を洗ったことも、
息子の寝顔を見ていたら、少し和らぐ気がした。
ああ、息子を布団に置いたら起きてしまった。
息子はご機嫌で話しかけてくる。
もう日付が変わっている。私はまだお風呂に入れていない。
今まさにこの瞬間も尊い。